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2017年の一年間に読んだ本を分析してみた

メディアマーカー に読書記録をつけるようになって7年目、今年も分析ツールを使って2017年1月1日〜12月30日に読了した書籍の記録をまとめてみました。 2017年は 1年間で55冊 、読んでました。 2011年が102冊 、 2012年が125冊、2013年が111冊 、2014年が120冊、2015年が119冊、2016年が92冊 でした。 今年はこの6年間でもっとも少ない読了数となり、ついにここ数年の半数ペースとなってしまいました。その理由については、 とにかく音楽ばっかりやってた 妻がめったやたらとTVドラマにハマってしまい夕食後必ず1時間以上なんだかんだ解説を聞かされながらテレビ画面から目をそらせない状況になっていた(ガッキーは正義だから非はない) と自ら分析しております。 内訳ですが、通常の紙の本32冊に対し、Kindle本が22冊でしたので、昨年とは逆に紙の本がKindleよりも多いという結果に。せっかく新しいKindle Paperwhiteを買ったのにどういうわけかあまり使わなかったのかなあと不思議なのですが、Kindleの本に限って分厚い大著であったり経済学や哲学などのちょっと難解気味な本だったりしたからかもしれません。 次に書籍代にいくらつぎ込んだかという分析ですが、 2011年が110,820 円、2012年が122,186 円、2013年が81,041円、2014年が66,348円、2015年が92,746円、2016年は60,873円、 2017年が52,818円 ということでこちらもここ数年で最低限の投資額に。 本の傾向ですが、例年通り首尾一貫性のない乱読スタイルに変わりはないものの、3月に旅行したメキシコ関係、映画に関するものやラジオで紹介された本などが多くて、もちろん音楽に関わる本もじわじわ増えているようです。 来年はもうちょっとたくさんの本を手に取れると良いなあと思いつつ、数年前はもとより今年読んだ本ですらその内容をどんどん忘れていってる感じも多分にあるので、再読、というのも一つのテーマにしたいなあなんて考えているところです。 実際に読了した本とコメントなどはこちらに書いてますので、お暇な方はぜひ。 【過去のデータ】 2016年の分析 2016年に読んだ9

2017年の1年間に読んだ55冊の記録

メディアマーカーのHTML出力機能で作りました。読了した逆順(新しい順)にずらっと並べてるだけです。あんまり誤字とかチェックしてないです。 ◇  Bluesmantakaのバインダー 期間 : 2017年 読了数 : 54 冊 バンドやめようぜ! ──あるイギリス人のディープな現代日本ポップ・ロック界探検記 (ele-king books) イアン・F・マーティン / Pヴァイン (2017-11-25) amazonで見つけて何か面白そうだったので少し高かったけど買ってみた。十数年前から日本で生活しているイギリス人による日本の音楽の歴史と批評ってことで、いかにもイギリス人っぽいシニカルででも少しだけ自虐的なトーンの言葉の山がとても快適だった。いいよねこのこじらせ感。 僕自身は大学生まではほとんど音楽だけといって良い生活だったのだけど、仕事に就いてからの20年間は全くといってよいほど離れてしまった。つまり1987年から2007年くらいまでの音楽動向についてはすっぽり抜け落ちてて、売れてるミュージシャンもそうでない音楽家についてほとんど知らない状態なのです。だから羅列されるバンド名やミュージシャンについてはナンバーガールくらいしか分からないけどそのまま暗号文のように読んでいくだけでも何かが伝わってきた気がするし、きっとそのうちに暗号にしか見えなかった文字列もそうでなく意味ある言葉として読めるようになるのかもねといった予感を持たせられたのでした。なんとなく。 ここ数年はいくつかのバンドに所属したり自作のバンドを始めたりとすっかり20代の頃と同じような音楽人生に戻っているんだけど、本書を読むにつれ「東京じゃなくて熊本で良かったかもしれん」と確信めいた気分が深まってきた。特に地震後の熊本音楽シーンはとにかくジャンルも年代も関係なくごった煮で進んでる気がしているので、ここに描かれているタコツボ化し部族闘争のような東京の音楽シーンなんて想像もつかないのだ。 何はともあれとても刺激的で今後も著者の見方や言葉の選び方が僕の脳内に居残りしてしまうような、そんな読書となった。 善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠 トーマス・セドラチェク / 東洋経済新報社 (2015-05-29) 「欲望の経