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2014年11月24日(月)〜25日(火)ヒースローひねもす→羽田→熊本空港→仕事

ヒースロー空港ターミナル2
2014年11月24日月曜日。夜なかに何度か自分の咳で目を覚ましたけど朝8時くらいまでゆっくり眠ることができた。朝からまたバスタブにお湯を張って朝風呂である。フロントでチェックアウトしてたらちょうどホテル前に空港へのバスがやってきた。バス代5ポンドを前払いすると15分程度でヒースロー空港に到着。ターミナル2はさほどに広大ということもない。フライト予定時刻は19時なのでこれからまだ8時間以上の時間があるのだ。当初の予定通りレンタカーを借りて・・・とも考えたけどやはり体調を考えると無理しない方がいいよな、と諦める。外はここ数日見なかったほどの良い天気なんだけど。

トランク用の荷物整理台withゴミ箱
良いアイディアだと思った。
チェックインカウンターの近くにいた女性係員にeチケットを見せ「何時からチェックインできますか」と尋ねたら「いやぁ、さすがに早すぎて・・・2〜3時間前まで無理ですねぇ」って失笑されてしまった。そりゃそうだわなあ。とりあえず居場所を確保しようと思ってたら妻からLINE無料電話が掛かってきたので近くのソファに座ってしばらく世間話など。なぜか国内よりLINEの音声品質がクリアな気がする。

COSTAでブランチ
しばらくそのままソファに座っていたけど、お腹も空いてきたので奥のカフェ「COSTA」に入り、薬膳的な感じのHot Spiced Appleとインスタントのポリッジ、サンドイッチをオーダーし、テーブル席を確保。ポリッジがうむむな味だったのはインスタントのせいか。少し落ち着いたので文庫本を取りだして読み始める。今回持ち込んだのは文庫本は5冊くらいだけど実際に読み終わったのは1冊だけで、読みかけが3冊、手つかずが1冊だ。多くの眠れない夜を過ごしたので読む時間は十分にあったはずだが、ドミトリーという性格上部屋を明るくするわけにいかず、iPhoneでPodcast聴いたりKindleで電子書籍眺めたりする方が多かったのだ。旅先で紙をめくるのはやはり快感だ。

この旅行記の下書き
ちょっと雰囲気を変えてみようとiPadとBluetooth キーボード(今回初めて使う)を取りだしてこの旅行記の下書き作業を始めた。iPhoneで撮影した写真はiCloudから、デジカメ撮影分はEye-Fi経由でiPad miniにまとめている。その中からブログに使えそうな写真を選び、Evernoteにコメント付きで貼り付けるのである。既に細かなことは忘れてたりするので、Googleカレンダーに記録したデータと付き合わせたり、foursquareTwilogを遡ったりしてみる。またその場では分からず後で調べようと思っていたことも検索してなるほどそういうことだったのか、なんてこともあるのでなかなか飽きることもなくあっという間に時間が過ぎていく。

ヒースロー空港やっぱり広い
かれこれ6時間ほどをカフェで過ごし、そろそろ大丈夫かなとANAのカウンタに行くとあっけなくチェックインできた。といっても機械にWebチェックインのバーコードとパスポートをかざしただけなんだけど。チェックインカウンターの向こう側にはお土産売り場などが揃った待合室が待っていた。財布の中に残っているポンド紙幣とコインを数えるとうまい具合にほとんど残っていない。到着時にこの空港で7万円を両替したっきりだったので見事に使い切ったことになる(ただしクレジットカードは別)。売店でサンドイッチと水を買ったら本当に空になった。ちょっと嬉しい。

ユーラシア大陸をまたいで日本へ
そういえばお土産品を全然買っていなかった。妻と息子と自分に何か買っておこうかなと紅茶とマグカップとミニカーを買った(カードで)。あと記念にとF1チャンピオン決定を伝えるタブロイド紙も。消費活動に夢中になってたら思った以上に時間が経っていた。発着ゲートまでわりと長い距離を移動、ここでまた小一時間ほど待っていたら機内へと案内され、シートに収まることができた。19時、テイクオフ。後はひたすら12時間を機内で過ごすのみ。

復路も食事が2回支給された
機内での映画サービスメニューは往路便と同じだったけど、全部見てたわけではないので復路便でも夢中になって見始める。最初は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。映画評だけは目にしていたけど実際に見たらすごく楽しめた。以前からループものSFは大好物で、特にバタフライ・エフェクト(当然だけど続編は徹底して除外)は大好きだ。僕はゲームを全くというほどしないのでこの映画の設定自体は今ひとつ理解してないんだけど、そうでなくても十分楽しめた。

眼下はシベリアのどこか
続いてみたのは猿の惑星ライジング。昔の猿の惑星シリーズはぜんぶ見てたけど(といってもテレビのロードショーで)新シリーズはまだだった。これは2作目のはずなのでここから見ても大丈夫かなあと思ったけどそれは杞憂てなもんで、もう全くもって素晴らしく奥の深い映画だった。機内で見たことも含めてこれからずっとことあるたびに思い出す映画となりそうだ。

ハバロフスク市上空
最後にもういちどジャージー・ボーイズを。ロンドンでみたミュージカルで分からなかったところを再度おさらい。イーストウッド監督がかなりミュージカルを忠実に再現してたことがわかった。でも途中で眠くなって少し寝てしまった。この作品のせいではなくて予防的に時差ボケ調整。機内では腕時計やデジカメの時計を日本時間に戻し、ロンドンで買ったiPhoneのSIMカードを抜いてSoftBankのに戻したり。

Googleアースでトレースしてみた
このあたりでたぶん2014年11月25日火曜日。ロンドン上空からデンマーク、バルト海、ロシア、シベリアと東進してきたボーイングはハバロフスク上空で少し方向を変えて日本海に侵入、さらにいわき市上空で右旋回して羽田空港にするっと着陸した。地球の自転とは逆方向に12時間飛び続けるので機内で過ごす以上に時間が経過している形となる。なんだか準光速で恒星間旅行して帰ってきたら遠い未来の地球でした的な展開だけど、羽田で僕を出迎えたのが砂漠に立つ自由の女神像ではなかったのは幸運だった。

暗くて静かな羽田空港
羽田空港国際線からは無料バスで国内線第2ターミナルへ。日本の空港は仄暗くて静かだった。暗いのは震災以降はじまった節電のせいだと思うけど、前からこんなに静かだったっけ?。だがこれはどうも僕の耳のせいらしい。鼻づまりの状態で長時間飛行機に乗った結果、耳がおかしくなったようだ(このあと数週間、耳鳴りと付き合うことになった)。
SoftBankの留守番電話サービスに大量のメッセージ(クレーム)が残されていたらどうしよう、とビクビクしながら確認してみたけどなんと留守電ゼロだった。いかに電話を使ってないか思い知らされた。

そのまま例会に出勤
羽田からさらに熊本行きのANAに乗り換え、熊本空港に到着したのは19時半。迎えに来てくれた妻と再会、といっても2週間くらい国内出張でも家を空けるのはザラなのでハグしあうってわけなどなく、家に着いたら急いでスーツに着替えて事務局の仕事いただいてる勉強会の例会へ。懇親会にも誘われたけど正体不明の病原体をばらまくことになっても申し訳ないので辞退して家へ。

お土産の紅茶缶。
大戦中に流行したコピーらしい。
お土産を開陳したり撮りためた写真を妻に披露したりしながら久々の家庭料理と缶ビールで盛り上がった。といってもほとんどの写真はフォトストリーム経由で共有していたし、旅行中もLINEとかで頻繁にやりとりしていたので以前の旅行と違って朝まで土産話ってわけでもない。どちらかといえば愛犬と戯れる時間が待ち遠しかった(しばらく遊ぶとあっさり飽きられたけど)。ゆっくり風呂に入って温まったら眠くなったので撃沈。12日間に及ぶ旅行を無事に終えてほっとしたのか朝までしっかり寝ることができた。
自分に買ったお土産

以上で今回のイギリス旅日記、メインコンテンツはおしまいです。次回、ちょっとしたまとめ記事を書いたら、ほったらかしてる年末仕事に励みます。回を追うごとに長文になってきた駄ブログにお付き合いいただいた皆さんに心より感謝します。

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