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5月, 2015の投稿を表示しています

Peterson Guitarspecial MkII 75W(ギターアンプ)を修理した

20年ほど前に購入したギターアンプを最近になって修理したって話です。 置物と化していた頃のピーターソン ネットで探したらこの絵が 出てきたので拝借、すみません 初めてエレキギターを弾いたのは高校1年の春だったので35年ほど前である。親しくしていた同級生が隣県の進学校に入学することになり、寮には持っていけないので預かっといてくれるか、と YAMAHAのレスポールカスタムモデル(SL-550) と同じく YAMAHAのJ-25というアンプ をセットで貸してくれたのだ。それまで姉から借りたフォークギターが唯一の楽器だった僕はすぐさま電気楽器製品の虜になり、学校から帰ってはアホのように弾きまくっていた。そういえば近所から文句も来たらしい。 大学に行っても相変わらずギターばっかり弾いていたのだけど、仕事を始めてからは音楽からずいぶんと遠い生活になってしまっていた。たまに酔っ払って部屋のテレキャスを弾いたりもしたけど、アンプに通したりとか人前で演奏するなんてことはなく、思い出したようにヘッドフォンを繋いだMTRで遊んだりする程度だった。 故K野さんと奥にピーターソンアンプ (1994.8.20アスペクタ) 25歳で親が経営する会社に入ることになり八代の実家に戻ってきたのだが、お客さんの一人から「バンドやろうぜ」と声をかけられると、あっという間に演奏の世界に戻ってしまった。その後八代の地元のバンドに複数誘われ夜な夜なフィリピンクラブやダンスパーティや結婚披露宴などで演奏したりしてたのだけど、当時入ってたバンドのキーボーディストでぶいぶい言わせてたK野さんから「お前もそろそろちゃんとしたアンプを買わないといけない、ちょっと高いけど良いアンプがあるから買え。買うなら俺から買え。もちろん新品だ。」と妙な迫力で迫ってくるので、まあそれも良いかと「そんじゃ買います」と返事したのだった。しばらくしてブツが届けられ、納品書を見ると20万円を越していたので軽く唸ったのだが、当時独身だったし他にお金を使うこともあんまり無かったからまあいいか、と現金かき集めて支払った。 それからは練習スタジオではもちろん、演奏する機会があれば必ず車のトランクに入れてあちこち一緒に動いていく僕の良き相棒となった。FETアンプだからそんなに大きくないし(けっこう

外付けハードディスクのクラッシュを機に各種データファイルのバックアップ方針を改めたという話

MacBook Air用に使っていた外付けハードディスクが突然クラッシュした。 ファイルの復旧と今後のデジタルデータ運営方法の見直しをしたのでちょっと書いておきます。 (2015/08/12 後日談を追記しました) 【はじめに】 2013年1月に買ったI-O DATA  3.0TB HDC-AE3.0K   2013年1月に愛用していたMacBook Airのバックアップ用としてIOデータ社の3TBの据置型USBハードディスクドライブを購入した。Macに付属してる TimeMachine という自動バックアップソフトを使い、MacBookAirのSSDに保存している全データをこちらにも二重保存しておくことで万が一のクラッシュにも対応できるようにしておいた。 ところが当時使っていたMacBookAirの内蔵SSDは256GBだったため、日々のデジカメ写真やどんどん増える音楽ファイルであっという間に満杯になってしまった。そこでしばらくして直近1年間以前のiPhotoライブラリファイルとiTunesの全ライブラリをこの外付けハードディスクに移すことにした。USB接続してないと過去の写真を扱えなくなったり、音楽が聴けなくなったりもしたけど、まあなきゃないでよい機能でもあるしMacBookAirの空き容量が増えたことで単純に喜んでいた。 そして今回そのドライブが突然ぶっ壊れた。 壊れたと言っても完全にアクセスできなくなったわけではなく、しばらく接続しておくとポコッとマウントされ、ものすごーく遅い速度でファイルが見えたりする。だけど他のドライブにそれをコピーしようと試みるとこれまたえらく待たされたあげく、1割くらいは成功するけど後は何度やってもダメ、という感じだ。感覚的には日に日にその具合が悪くなっていく。写真や音楽などのデータは1ファイルに10分以上かけてどうにか救出できたりできなかったりするけど、フォルダごとまとめて救出しようとするとたいてい全部失敗する、そんな感じだ。 これが3日前の状態であって、ここ何日かでどうにか体制を整え、今後のデータ管理の方針を立ち直らせることができたので忘れないためにも書いておこうと思う。ここに至るまで多数の見知らぬ方のブログを参考にさせていただいたので、もしかしたら似たような状況の方のお役に

2015年4月21日、Paul McCartneyの大阪公演に行ってきた

ポール・マッカートニーのライブに出かけた。僕にとって三度目のポール体験である。せっかくだから忘れる前にちょっと書いておこうと思う。 2015年4月21日、京セラドーム 2015年4月21日水曜日の大阪公演は、今回の日本ツアー初日であった。実は昨年の大阪公演には行く気満々でチケットも準備し、仕事を絡めた旅程まで立てていたのだけど、ポール氏の病欠ですべて取りやめになっていたのだ。 だからなんとなく今回はパスするつもりでいた。ところが直前になって仕事上の知り合いから「チケットが2枚ダブってしまったのだけど要らない?」という連絡が届いてしまったのだ。しばらく躊躇したけど、1時間以内には「行きますとも!」と返事してしまい、大阪行きの準備に取り掛かることになった。 これまでの2回は常に妻と一緒だったから今回もそうなる流れだったのだけど、その期間しばらく妻は帰省する予定になっていた。熊本の僕と群馬にいる予定の妻がそれぞれ大阪に移動して参加、ってプランも考えはしたのだけど、さすがにコストがかかりすぎる。 だから今回は僕だけで行くことにした。といってもチケットは二枚あるわけで、誰かねんごろな愛人でもいれば話は簡単なのだけどあいにくそういうこともないわけで大阪在住の友人に声かけると二つ返事で行くというのでオッサン二人の参戦がきまった。 昨年暮れの イギリス旅行ブログ でもなんどか書いたような気がするけど、僕はわりと年季の入ったビートルマニアなのです。小学生の頃に友人宅のステレオで聴かされた赤盤・青盤に衝撃を受けて以来だから、もうかれこれ40年近くになる。すっかり伸び切った筋金が頭頂からつま先まで錆びつきながらも通ってるようで、まだ生きてるビートルに会えるとなるとつい脊髄で反応してしまう。 2002年11月17日、奇跡的に入手した一列目チケット 初めてポールの生声を聴いたのは2002年11月の大阪だった。この時もはじめは行く予定などなかったのだけど大学時代のバンド仲間が久々に連絡してきて「チケット余ったので買わない?」という流れだったのだ。ならば行こうか、とたいして興味のなさそうな妻と息子を誘ってフェリーに乗って大阪まで。細かな経緯は 当時の記録に譲る として、奇跡的にステージのフロントロウ席に回され、最後まで一度も座ることなく踊りっぱなし、

2015年4月に読んだ本の記録

春の大型連休は特に予定もなく、家でだらだら過ごしたので先月の読書感想文を書く時間がたっぷり過ぎるほどあった。2015年4月も先月と同じ12冊の本を読了し、そのうち紙の本が7冊、Kindleが5冊といつもよりか少しリアル本が多いのは ブックオフオンライン の利用が多かったからかな。 僕は新品や電子書籍でなく中古本を買い求めるときの基準ってのを考えてて、 十分に著名な作家・音楽家で今さら稼ぐ必要もないんじゃないやろか  新品の本がすでに入手不可能だし 高くて手が出ませんもので という順序でセコハンものに手を出すかどうかをなんとなく決めてる。 でもそれはあくまでスクリーンを前にしての話であって、書店や古本屋にいったん入ってしまうといちいち考えもせずにたいして値段も見ずに買ったりする。 幼少の頃、「本代だけは月々のお小遣いとは別に払ってやる」という親に育てられたせい(おかげ)だと思う。 ◇  Bluesmantakaのバインダー 期間 : 2015年04月 読了数 : 12 冊 ロング・グッドバイ (Raymond Chandler Collection) レイモンド・チャンドラー / 早川書房 (2009-03-06) 読了日:2015年4月30日 ずっと前にブックオフから届いていた本だけどずっと本棚の重しになっていた。ふとした拍子に「あ、まだ読んでなかった」と手に取るとそのまま1週間くらいずっとあちこち持ち歩いて読んでしまう。僕が図書館をあまり利用しない理由はこんなところにもある。中古でもよいのでとにかく手に入れたら目に付くところに転がしておくのだ。それだけでその本となんらかの縁ができた気がする。でもまだ熟しない。ある時なにかの拍子にその本は僕の手元にまでぐぐっと接近してくる。ページを開いて1ページ読んだらあとはしばらく付き合って、そして死ぬまで一生僕の脳のどこかに沈んで次のご縁を待ち続けるのだ。 戦後アメリカの有名な探偵ものってことだけど、話の筋としては特にびっくりするようなことはない。いまや練りに練られ心地よい刺激や興奮が途切れないように計算された素晴らしい物語なんて、そこいら中にごろごろ転がっている21世紀なのだ。古典と呼ばれ始めた物語を今の時代に手にする意味合いがあるとすれば、やめくるめく興奮を